舞台は19世紀後半、ヨーロッパの大国に挟まれるように存在する、エーベンブルグ大公国のロンサールという街での物語である。クロードはイギリスで暮らす貧乏学生だったが、或る日ソフィーと名乗る女弁護士によりロンサールの領主として呼び戻される。ロンサールの市政を預かるものとして、クロードの新しい生活がこの街で始まった。しかし、その裏ではかっての悪政によって追放された先代の領主エリックが、ロンサールへの復権を狙い、クロードの殺害を企てていた。ロンサール城へ戻ったクロードは、その屋敷で可憐なメイド、ミレーヌと出会う。ミレーヌは先代の領主エリックと相思相愛の
...すべて読む関係にあったのだが、ふとしたきっかけよりクロードと愛し合うようになっていくことに・・・・。