バスで出勤している僕は毎朝、一つだけ楽しみがある。それは反対側のバス停で同じ時間にバスを待つ一人の女子○生を見ること。
彼女はいつも予定時刻5分前には来ている。必ず来ている。だから僕も早めに家を出る。少しでも彼女の顔を見ていたいからだ。
あどけなさが残る顔つきはいたって特徴はなく、美人という感じではない。丸みを帯びたカラダも、肌はピチピチしているけど、若い女の子にありがちなポッテリ体型だ。学校でも目立った感じではなく、おとなしく真面目に生活しているのだろう。
それでも、僕は彼女に魅かれる。なんというか
...すべて読む、雰囲気だ。それと、バスを待つ彼女の涼しげな表情が今日一日のやる気を与えてくれるんだ。
ある日僕は会社の予定で彼女のいる反対側のバス停にいかなければならなかった。初めて彼女を近くで見た。道路という境界線を越えたことになぜか優越感を感じた。シャンプーの香りに誘われて思わず声を掛けてしまった。
「毎朝、貴方の事、向かいのバス停で見てますよ。」
「え?」
衝動的に、なぜか僕はその言葉と同時に彼女の胸を鷲づかみしていた。並んでいた3人のスーツを着た人に掴まれて、みぞおちを数発殴られた。
中2から始めたカラテを発揮する機会だと思い、15秒ほどで3人をアスファルトへ叩き付けた。
「強いのね,,,。」
彼女の目は完全に僕に惚れた目つきだ。
「これから、良かったら、どこか、いきませんか?」
彼女をホテルへ連れ込んだ3日後、強制わいせつ、少女強姦の容疑で逮捕された。
チッ!